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当時(建元期)はクレセント連邦と北アメリカの諸国及びその他の国が冷戦状態となっていた。これに対し烈明帝は国民らが反クレセント派であふれかえっていたことを機に反クレセント連合に参加した。こうして楼蘭帝国は裏で反クレセント国として動いていた。だが建元7日(2022年2月2日)に烈明帝は三創同盟にクレセントが加入したことを機に隣国オスマン帝国や埼玉との関係悪化を恐れ反クレセント連合を脱退し親クレセント国へと楼蘭帝国を変えようとした。しかし国民らはこの動きに反発。こうして烈明帝ら親クレセント派と多くの国民ら反クレセント派で対立することとなった。こうして醍醐門の戦いが勃発。この戦いで民衆軍は烈明帝軍を打ち破り烈明帝は都から敗走した。

建元9日、烈明帝は香安京を奪還すべく軍を率いて香安京へと進軍するが醍醐門の戦いでの大敗のせいであまり人が集まらなかった。そのため奇襲作戦を実行することが決定する。烈明帝軍には民衆軍のスパイが紛れ込んでいたがこのスパイのいる前で紫波大路を正面突破し鳳楼門へ攻撃を仕掛けるという讒言をしたことで民衆軍は鳳楼門前を中心に波御門大路全体に広がるように陣を敷いた。烈明帝軍はごく少数の兵を醍醐門から攻めさせた。これに対し民衆軍は追撃を開始。少数の兵らは一目散に撤退した。一方烈明帝軍本隊は少数の兵を追いかけたことにより防御の薄くなった民衆軍本隊目掛けて七条峠を勢いよく馬で駆け下り奇襲を仕掛けた。民衆軍は動揺し多くの兵が敗走。烈明帝軍は逃げる兵らをことごとく追撃し完勝した。

この戦いにより烈明帝は再び香安京に入ることに成功したがその直後に死亡する。こうして橘川帝が皇帝となるが橘川帝は暗愚だったことにより政権は右大臣のほうろうに握られる事となった。これにより皇帝の権威は著しく低下し再び反クレセント派の民衆らが各地で蜂起した。こうして烈明帝によって作られた太平の世は一瞬で崩壊する。

・楼蘭史記