2月11日、和歌山の熊野那智大社では魚類学会を震撼させる大事件が勃発していた。熊野那智大社のお賽銭箱を覗いた時に、なんと野生絶滅したはずの魚「バス」が17個体も発見されたのである。
日本国レッドデータブックによると、バスは「サーバー初期時代には広い分布を持ち、多産した」とあり、古参であればほぼ全員が釣ったことがあるほどの普通種であった。しかしその後、「特定外来生物ブラックバスとの競合により絶滅したと見られていたが、
京都のチェストから1個体が発見されたため野生絶滅とした」と記載されている。つまり、バスはブラックバスに置き換わる形で滅んだ、野生絶滅種なのである。京都で見つかったのは1個体であるが今回は17個体も発見された。
この事件により一同驚愕、さかなクンさんもおそらく驚きと感動を隠せなかったであろう。その後、見つかった17個体のうち4個体が国立水産研究所に保存された。
バスはまだ野生絶滅していないと主張する学者もいるが、現代の外来種の蔓延状況を鑑みるに、残念ながら再発見はほぼ不可能に近いといえよう。しかし世界各国のチェストにはまだ残っている可能性が十分にあるため、情報があれば連絡ください。